「買ってきたDVDをMacBookでコピーしたい」
「MacX DVD Ripper ProでDVDコピーする方法がいまひとつわからない」
そうお悩みではないでしょうか。
MacX DVD Ripper ProはDVDをコピーできるだけではなく、自分の好きな形式と画質で保存できます。
とはいえ、普段使っていないアプリはどう使うのかわからず不安な方も多いかと思います。
この記事ではMacX DVD Ripper ProでDVDコピーする方法を詳しく解説します。
「MacX DVD Ripper Pro」と「WinX DVD Ripper Platinum」の違いは?
MacX DVD Ripper Proと非常に名前が似ているアプリとしてWinX DVD Ripper Platinumがあります。
これは簡単に言えば、Macで利用できるものと、Windowsで利用できるものの違いと考えて差し支えありません。
WinX DVD Ripper PlatinumのMac版もあるためややこしいですが、基本仕様はほとんど変わらないため、OSが対応しているものを選べば、どちらを選んでも特に問題ないでしょう。
DVDのコピーは違法?
「MacX DVD Ripper Proでコピーするのは大丈夫なの?」
DVDコピーは違法だと聞いて、不安に感じている人もいるのではないでしょうか。
2012年10月1日に改正された著作権法では、以下のように記載されています。
「技術的保護手段」が施されたTV録画および市販のDVD・Blu-rayのコンテンツを権利者の意図しない手段で複製する行為は、個人用途や家庭内利用の範囲から外され、違法となります。
商業用として販売されているDVDは、上記の技術的保護手段としてコピーガードを搭載されているものがほとんどで、このコピーガードを解除してコピーすると、違法行為に当たります。
MacX DVD Ripper Proも例外ではなく、上記の行為の対象になるため、商業用のDVDをコピーするのは違法行為に当たります。
ただし、現状違法ではあるものの罰則などがあるわけではありません。
そのため、個人利用の範囲であれば、罰則の対象にされることはないでしょう。
ただし、私的利用ではなく、コピーしたものを第三者に貸す、販売するという行為は、刑罰の対象になります。
また今後法改正によって、刑罰に処されるようになる可能性もなくはないため、商業用のDVDのコピーを行うのはくれぐれも自己責任で行なってください。
また自分で撮影したDVDやカメラのデータなどの場合には、違法行為ではないため、特に気にする必要はありません。
MacX DVD Ripper Proをインストールする手順
ここではMacX DVD Ripper Proをインストールする手順について説明します。
1、MacX DVD Ripper Proの公式ホームページにアクセスし、緑色の「製品版無料ゲット」をクリックし、ダウンロードしましょう。
有償版にアップグレードする場合でも、まずはこちらをダウンロードします。
2、ダウンロードしたファイルを開くと、このような画面が表示されますので、ドラッグ&ドロップで移動します。
3、これでMacX DVD Ripper Proを立ち上げると、試用版から有償版にアップグレードする趣旨の画面が表示されます。
無償版の場合には、5分間のリッピング制限があり、アップグレードや高度な機能も利用できません。
そのため、無料版ではせいぜい動作確認くらいしかできないので、本格的に活用するためには、有償版へのアップグレードが必須です。
4、画面真ん中あたりにある「購入」ボタンからライセンスコードを入手しましょう。
入手したら、メールアドレスとライセンスコードを入力する画面が表示されますので、そちらを入力します。
5、無事登録が完了すれば、「レジスタが成功しました」と表示されます。
これで有償版へのアップグレード完了です。
MacX DVD Ripper Proを使ってDVDコピーをする手順は?
「でもMacX DVD Ripper ProでどうやってDVDをコピーするかわからない」
という人も多いのではないでしょうか。
MacX DVD Ripper Proを使ってDVDをコピーする方法を具体的に解説します。
1、まずはMacX DVD Ripper Proを起動し、DVDを挿入します。
MacBookにはDVDドライブが内蔵されていないため、その場合には、外付けのDVDドライブを利用して挿入しましょう。
2、TOP画面が表示されたら、画面左上にある「ディスク」ボタンをクリックしましょう。
3、「ソースDVDディスクを選択する」という項目について確認し、コピーしたいDVDが認識されていることを確認しましょう。
「DVDディスクファイルのシステム」という項目は、「自動検出」にチェックが入っていることを確認してください。他のチェックは空欄で大丈夫です。
ただしアダルトDVDの場合、または自動検出でうまく行かなかった場合には、「強制ISO」という項目にチェックを入れておきましょう。
「DVDディスク追加」という画面が表示されますので、コピーしたいDVDが挿入されているDVDドライブを選択します。
「DVDディスクのファイルシステムタイプ:」という項目ですが、一般的なDVDであれば、「自動検出」にチェックを入れておき、他は空欄にしておきましょう。
次に出力するファイル形式を選択します。
多くの場合には、「通常の動画ファイル」の項目にある変換形式で対応可能です。
選択したら右下の「完了」ボタンをクリックしましょう。
4、あとは保存先の設定や細かい設定を行います。
保存先は、TOP画面下の「保存先フォルダ」を選択しましょう。こちらで保存先を選択します。
また右側にある「高品質のエンジン」と「インターレース解除」にチェックを入れることで、より高品質でコピーができます。
設定が完了したら、右下の青い「RUN」ボタンをクリックして、コピーを開始しましょう。
コピーが完了すると、以下のように表示されます。
これでコピーが完了です。
5、続けてコピーしたい場合は、画面上のボタン「クリア」を選択し、現在取り込もうとしているDVDを削除してから同様の手順でコピーを行います。
DVD編集機能でできる4つの機能
MacX DVD Ripper Proには、コピーしたDVDを編集する機能もあります。
これらの機能は、ディスクを取り込んで以下の画面から設定を行います。
具体的には以下4つの機能があります。
- 回転・反転・音量の調整
- 字幕の追加
- トリミング
- クロップと拡張
ではそれぞれの手順を詳しく紹介します。
編集でやりたいことを完了させたら、右下の青い「RUN」ボタンをクリックしないと、ダウンロードされないので、それを忘れないようにしましょう。
回転・反転・音量の調整
この機能では、DVDの回転・反転・音の調整ができます。
1、まずは右側にあるハサミの「編集」ボタンをクリックします。
真ん中あたりの「通常」を選ぶと下の音量ボタンで音量の調節ができます。
2、右側にある以下のボタンで反転と回転を行えます。
反映されたものが右側に表示されます。
3、設定が完了したら、OKをクリックします。
字幕の追加
MacX DVD Ripper Proでは字幕も追加できます。
1、まずはハサミのマークの「編集」をクリックします。
そこで真ん中あたりにある、「字幕」のボタンをクリックします。
2、「字幕設定起動」にチェックを入れます。
DVD内部に字幕がある場合には、「ビルドイン字幕」から、設定したい字幕を選びましょう。DVD内にある言語から選択できます。
また字幕ファイルはネットを使ってダウンロード可能です。
データを持っている場合は、「外部字幕ファイル」を選択後「追加」ボタンをクリックし、データを追加します。
ここで字幕位置の調整も可能です。
3、設定できたら、「完了」ボタンをクリックします。
トリミング
MacX DVD Ripper Proでは自分の好きな場面をトリミングして切り取ることもできます。
1、まずはハサミのマークの「編集」をクリックします。
真ん中の「トリミング」をクリックしましょう。
2、下の三角をドラッグ&ドロップすることで、トリミングの範囲を選択できます。
3、設定できたら、「完了」をクリックします。
クロップ
クロップ機能を使うことで、映像の境界にある黒い幕を取り除くことや画面のサイズを調整することができます。
スマホなどの画面に合わせて最適化したい場合におすすめです。
1、まずはハサミのマークの「編集」をクリックします。
そこで真ん中あたりにある、「クロップ」のボタンをクリックします。
2、「クロップ設定起動」にチェックを入れ、左側の画面をドラッグ&ドロップしながら大きさを調整します。
または、「プリセット:」のボタンであらかじめ調整された比率にすることもできます。
3、設定ができたら「完了」をクリックします。
MacX DVD Ripper ProでDVDを高速コピーしよう
この記事ではDVDコピー機能の使い方について詳しく紹介しました。
MacX DVD Ripper Proでは、難しい操作をほとんど必要とせず、細かい編集なども行えます。
ただし商業用のDVDをコピーするのは違法行為に当てはまる可能性があります。
違法性があると言っても、2012年時点では刑罰の対象にはなりませんが、今後もそうとは必ずしも言い切れないため、自己責任で行なってください。
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